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九州放送映像祭&制作者フォーラム
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***開催内容詳細***

参加番組31作品の中から、グランプリ1本、準グランプリ2本、優秀賞4本、審査員特別賞が4本選ばれました。

ミニ番組コンテスト(参加番組31作品)

受賞者
番組名
グランプリ
松井 智祉(RKB毎日放送) 『笑いすぎるお母さんとその家族』
準グランプリ
中間 雄大(九州朝日放送) 『アサデス。KBC朝イチスクープ!「100円ラーメン最後の日」』
準グランプリ

濱田 和也(福岡放送)

『めんたいワイド特集Motto!「消えゆく!?英語の筆記体」』

優秀賞

岸本 貴博(テレビ西日本)

『記者魂「知られざる悲劇〜二日市保養所〜』

優秀賞
村上辰之助(テレビ宮崎) 『志和池の夏』
優秀賞
小林 憲一(大分朝日放送) 『お!』
優秀賞
伊達 正隆(NHK沖縄放送局) 『うちなーであそぼ』
審査員特別賞
(吉岡賞)
佐原 裕貴(NHK福岡放送局) 『天才そろばん3きょうだい』
審査員特別賞
(齊藤賞)
ノ沼 雅貴(南日本放送) 『天文館ドキュメント24時間』
審査員特別賞
(竹島賞)
山下 香織(鹿児島読売テレビ) 『蚕農家になった紬職人』
審査員特別賞
(トコ賞)
道崎 祐介(熊本朝日放送) 『つながるひとさら 月読みの果実×料理家細川亜衣』

<敬称略>



ミニ番組コンテストグランプリ受賞
『家族や夫婦のあり方を教えてくれたお母さん』
RKB毎日放送「豆ごはん。」ディレクター
松井 智祉
 お母さんは、本当によく笑います。しかもその笑った顔や笑い声で周りに明かりを照らしてくれます。そんなお母さんと出会った事を自慢したくなるような存在です。ぜひ、皆さんにもお会いして頂きたい方です。当然、お母さんの家族の皆さん明るく常に笑顔です。そんな家族の素晴らしさ、中心にいるお母さんのエネルギーを番組を通してお届けできればと思い制作致しました。そしてラストの亡きご主人との対話のシーン。そこでは、私なりのメッセ―ジは込めたつもりですが、そこはご覧になられた方がどのように受けとめられるかに委ねたいと思っています。ですが、どなたにも共通して心を揺さぶられた感覚は残ったのではないでしょうか。これからも一つ一つの出会いを大切にし、喜び、魂を込めて番組づくりに取り組んでいきたいと思います。
ミニ番組コンテスト大賞受賞

フォーラムに参加して

プレゼンも大切な番組コンテスト
ミニ番組コンテスト審査員 齊藤 潤一
(東海テレビ放送報道部長)
 数々の番組コンテストのなかで、作品上映後、制作者が審査員を前に一言、感想を述べるのは珍しい。
 警察担当記者が事件取材の合間に見つけた石碑に興味を持ち、制作を始めたテレビ西日本の「知られざる悲劇〜二日市保養所〜」。入社2年目のディレクターが店から取材を拒否されたものの、朝・昼・晩とラーメンを食べ続け、取材を認めてもらった九州朝日放送の「100円ラーメン最後の日」。軽快なラップで地元の名所を紹介していたのは、実は番組ディレクターであった大分朝日放送の「お!」。「ドキュメント72時間」が大好きだった元NHKディレクターが南日本放送に転職して制作した「天文館ドキュメント24時間」。
 審査の対象は番組であると分かっていながら、血の滲むような努力や面白い制作秘話を聞くと、ついつい加点してしまう、実に不思議で魅力的なコンテスト。来年、出品を考えている制作者はプレゼン能力を高めてみてはいかがですか。

実行委員 神戸 金史
(RKB毎日放送 ドキュメンタリー担当部長)

 九州放送映像祭は今回で39回目。NHKや民放のドキュメンタリー制作者が夜通し番組論を戦わせてきました。そんな風土が九州にはあります。1996年からは放送文化基金の支援もいただき、回を重ねてきました。
 本当に作りたい番組ってどんなのでしょう? 心から楽しい番組だったり、胸を打つものだったり、掘り下げた意味のあるものだったり…。作り手一人一人さまざまでしょう。僕自身は、「自分だから生み出せた番組だろうな」って思っています。
 今回は31本が出品されました。よいものはみんな、作り手の熱意と技術で、取材相手そのものの持つ強さを最大限に表現していました。僕らは日ごろの番組でこんなのをもっと作りましょう。まな板の上に上がって「ほかにはない美味しさですよ!」と言いましょう。お客さんがまた食べに来てくれるような人気店にしたいですね。