公益財団法人 放送文化基金 トップページ 地図 リンク お問い合わせ
English Site
放送文化基金概要 助成 表彰 制作者フォーラム 放送文化基金報
リニューアルサイトへ
制作者フォーラム
最新の開催案内・報告
過去の開催記録
制作者フォーラム
制作者フォーラム

過去の開催案内・開催報告

<< 前ページへ戻る

***開催内容詳細***
 デジタル化という放送の変革期にあって、今一度、地域を見つめ直し、地域の暮らし・文化を発掘し、発信していこうとの制作者の意気を込めた「ローカルのチカラ」をテーマに活発な意見が交わされた。
ミニ番組コンテスト
 参加番組23作品(うちラジオ6作品)の中から審査員によって、テレビグランプリ1本、テレビ準グランプリ1本、ラジオグランプリ1本、計3本が選ばれた。また会場の投票数によって特別賞が、テレビ・ラジオから各1本が選ばれた。
<ミニ番組コンテスト入賞作品>
<敬称略>
受賞者
番組名
テレビグランプリ
横山 友彦
(NHK新潟放送局)
磨きの技を売り込め
テレビ準グランプリ 中水 康之(北日本放送) 山ちゃんの田舎暮らし
土器づくりと夏野菜の収穫
ラジオグランプリ 山田 真実(北陸放送) コドモミライラジオ キッズウェーブ
特別賞(テレビ) 中田 公司(石川テレビ) 親子で酪農
特別賞(ラジオ) 山田 真実(北陸放送) コドモミライラジオ キッズウェーブ

基調講演 「ローカルのチカラ」
 北海道テレビ『水曜どうでしょう』のチーフディレクターとディレクターによるトーク。テレビが大好きでこの仕事に就いたと話す藤村氏は、番組について、自ら編集し、画は二の次。言葉でつなぎ、自分の生理に合ったテンポを出すため、編集に時間をかけている。手間はかけただけ作品に必ずはねかえってくると語った。嬉野氏は、自分たちが入局した放送局は、ベテランの先輩が多くいる局ではなかったこともあり、与えられた枠を自ら考えながらここまで進んで来たと語った。

パネルディスカッション 
「ドキュメンタリーって何?〜創り方から可能性まで〜」
 拉致事件報道の発端をつくった石高氏は、取材対象の懐に飛び込まないと見えないものがある。しかし、相手の良いところばかり報道するならそれは宣伝だ、心の切り結びをすることで、それが結果的にはドキュメンタリーの深味につながると語った。
 横山氏は、放送局に勤める人間に必要なのは、職種に関わらず“ジャーナリスト精神”と冒頭で語った。そしてベテランと言われる今でも、一作品ごとに“こけたら終わり”の覚悟をもって臨んでいる。だからこそ、編集には時間をかけている。さらに、自分が若かった頃のテレビメディアは見るものに希望を与えていた、次の担い手にはテレビをもっと知的なものにして欲しいと語った。
  一番年若い佐藤氏は、NHK広島放送局での最初の番組制作を語り、10年ほど経た今、少しずつ見えてきたものもあると述べた。