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九州放送映像祭&制作者フォーラム
場所:福岡市・NHK福岡放送局 テレビホール
平成16(2004)年1月24日(土) 〜25日(日)
<プログラム>
一日目(1月24日)
13:30〜18:30 第一部
「ミニ番組コンテスト」
各局選りすぐりの、ミニ番組を上映。会場の投票で、グランプリと各賞が決まります。
19:00〜21:30 第二部
「ミニ番組コンテスト・授賞式&懇親会」
二日目(1月25日)
10:00〜12:00 第一部 講演
「非テレビ的テレビの作り方」
喰 始 (たべ・はじめ)氏(放送作家、ワハハ本舗主宰)
13:30〜15:00
第二部 フォーラム
「ローカルワイド番組 〜地上デジタル時代を迎えて〜」
●ゲスト
石橋 聡(九州朝日放送)
岸川 正洋(長崎放送)
井上 誠一郎(熊本県民テレビ)
●コメンテーター
村木良彦(トゥデイ・アンド・トゥモロウ 代表取締役)
吉井 勇(月刊ニューメディア編集長)
喰 始(放送作家、ワハハ本舗主宰)
▼開催内容詳細
放送文化基金と九州放送映像祭実行委員会(幹事社:福岡放送、テレビ西日本、TVQ九州放送、NHK福岡放送局)の主催による「九州放送映像祭&制作者フォーラム」を、1月24日(土)、25日(日)の両日、NHK福岡放送局テレビホールで開催しました。九州管内と沖縄にある全民放とNHK、計34の放送局と基金の協力のもとに開かれ、参加者数は延べ約150名でした。
第1日目 「ミニ番組コンテスト」
参加した30番組のなかから、会場の投票数によりグランプリ1作品、準グランプリ2作品、その他、審査員による特別賞が4作品が選ばれました。
作品名
制作担当者
放送局
グランプリ
女子高生は80歳!トッコちゃん一直線
馬原 弘樹
テレビ宮崎
準グランプリ
種元駿ちゃん 家族写真
志久 弘樹
長崎文化放送
準グランプリ
フグ養殖にホルマリン
木村 成延
熊本県民テレビ
審査員特別賞
生き神様の命令は絶対!
奇祭「屯宮祭」に密着〜爆笑?の3日間〜
中村 幸喜
長崎国際テレビ
審査員特別賞
ひのくにトゥデイ
中継「大人気 ベビー&マミービスク」
飯野 真理子
NHK熊本放送局
審査員特別賞
6歳 夏の冒険〜初めてのダイブ〜
福冨 和隆
九州朝日放送
審査員特別賞
太陽カンカン610リポート
「終わらない遺骨収集」
花井 利彦
NHK沖縄放送局
第2日目
● 第一部:喰 始(たべ・はじめ)氏 講演
「非テレビ的テレビの作り方」
「テレビ的ではない」
喰さんが提案した企画に対して、何度も言われた言葉です。
「テレビ向けではない」
喰さんが推薦したタンレントについて、よく言われた言葉です。
そんな経験を多く持つ喰さんは、「テレビ的」というものはないと発言。『ゲバゲバ90分』は、各新聞誌から非難されたけれど高視聴率をとり、これまでにタレントの才能をたくさん見出してきた喰さんは、どんなことにでも興味を持ち、作り手は面白がることを忘れないでほしいと述べ、また、日常のディスカッションが重要であるとも語りました。
● 第二部:制作者フォーラム
「ローカルワイド番組〜地上デジタル時代を迎えて〜 」
――日本の放送のデジタル化が決まり、デジタル時代を生き残っていくには、
コンテツの充実が重要視される。ローカル局では、自社で制作する番組のうち、情報・ワイド番組が多くの割合をしめている。そのため、ローカル局の情報・ワイド番組は一層の強化・拡大が予想されている。実際にローカルワイド番組を制作する制作者が現状や課題を語った――
ゲスト
石橋 聡
(九州朝日放送 報道部プロデューサー)
岸川 正洋
(長崎放送 テレビ制作センター)
井上 誠一郎
(熊本県民テレビ 報道制作局長)
コメンテーター
村木 良彦
(トゥデイ・アンド・トゥモロウ代表取締役)
吉井 勇
(月刊ニューメディア編集長)
喰 始
(放送作家、ワハハ本舗主宰)
○熊本地区で、一番最初に夕方ワイドをスタートした熊本県民テレビの井上さんは、「デジタル時代になって、熊本で生き残れる放送局が果たして何局あるか……確実なのは、一番になるしかないなと思っている。良いソフトを作れる人材を多く抱えている局が一番になっていく」と語る。井上さんはプロダクション発注を一切やめ、取材から放送までの全プロセスが見えるように自社のディレクターを使い、その育成を図っている。
○県域を超えた同系列局のブロックネット番組『アサデス。九州・山口』プロデューサーの石橋さんは、「一緒に作っているというスタッフの仲間意識を大切にしている」と語る。常日ごろの思いが、災害時にも、生放送で、すぐに対応でき、ブロックネットの力を発揮している。
○ 『万屋(よろずや)テレビ』をゼロの予算でスタートさせた長崎放送の岸川さんは、「予算がなくても、知恵でカバーすれば、個性ある番組を作ることができる」と発言。同番組のセットは、使わなくなった屋台を改造したもので、撮影や取材は、ディレクター自らがデジタルカメラを持ち歩き行っている。
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