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九州放送映像祭・制作者フォーラム2002〜公開セミナー〜
テーマ:「メディア規制法案とテレビの現在」
場所:福岡市・NHK福岡放送局テレビホール
平成14(2002)年10月19日(土) 〜20日(日)
〇「ミニ番組コンテスト」
○基調講演
佐高 信(経済評論家)
テーマ:メッセージ“共生の道”
〇パネルディスカッション
パネラー:筑紫 哲也
(NEWS23メインキャスター)
江川 紹子
(フリーライター)
佐高 信
(経済評論家)
三好 晴海
(BRO事務局長)
木村 成延
(熊本県民テレビ)
司 会:原田 徹
(NHK福岡放送局アナウンサー)
草柳 悟堂
(九州朝日放送アナウンサー)
岡 佳奈
(RKB毎日放送アナウンサー)
▼開催内容詳細
放送文化基金と九州放送映像祭実行委員会の共催による「九州放送映像祭&制作者フォーラム2002」を10月19日(土)〜20日(日)の両日、NHK福岡放送局テレビホールで開催しました。九州と沖縄にある全民放とNHK、計28局と当基金の協力のもとに開かれ、参加者数はのべ150名でした。
第1日目 「ミニ番組コンテスト」
(参加番組29作品)
グランプリは「バイリンガル・アナウンサー工藤健太のワンポイント大分弁講座」(テレビ大分)が受賞しました。
地元の人たちを交えた発音練習を取り入れ、面白おかしく大分弁の素晴らしさを伝える番組で制作者の岸田吉正氏は「これからもキー局が真似したくてもできないモノを制作したい」と喜びの言葉を述べました。
また、準グランプリは、カメラマン一人で取材・編集を行った2作品でした。
参加29番組ひとつひとつに基金からのゲストとして参加した相田洋さん(ドキュメンタリーディレクター)、西舘代志子さん(日本子守唄協会代表)、曽根英二さん(山陽放送)から丁寧かつ的確な講評があり、審査委員特別賞3本が贈られました。コンテスト後の懇親会では三人の周りに若手制作者たちが集まり、質問をしたり意見を交わしたりするなど活発な交流がありました。
▲ミニ番組コンテストにエントリーした若手制作者たち
ミニ番組コンテストの審査員をしていただいた相田洋さんに感想をいただきました。
市民を巻き込んだ放送映像祭を
第27回『九州放送映像祭・制作者フォーラム2002』のミニ番組コンテストに審査員の一人として参加しました。会場は階段教室のように作られた150席ほどのホールの正面中央にスクリーをしつらえて、29本の5分番組を3本づつ視聴しては感想を述べ合いました。会場には九州にある各放送局のディレクターやカメラマンが座っており、時には彼等からも意見や質問が飛び、担当者との間で議論が交わされました。そんな質疑応答の中で印象的だったのが、たまたま紛れ込んだ市民の意見でした。彼は放送現場とは何の関係もない人で、偶然看板を見て入ってきたそうですが、彼は「放送現場の思想と方法を生々しく知ることができて得がたい体験をした」と語っていました。この場面を見て、こうしたイベントは市民に公開した方が放送文化の向上に資するのではないかと気が付きました。放送現場のナマの姿をお客様に知ってもらうことは、賢い受け手になってもらうための重要なメディアリテラシーだと思うからです。
相田 洋
作品名
制作担当者
放送局
グランプリ
バイリンガルアナウンサー工藤健太のワンポイント大分弁講座
岸田 吉正
テレビ大分
準グランプリ
ニュース・ピア630
カメラマンリポート「カルタの世界」
中島 英治
九州朝日放送
準グランプリ
OBSニュースライン
「かせどり」
藤本 正成
OBS大分放送
審査員特別賞(曽根)
ばいすご☆ボイガー7
好きな歌手ランキング
上田 賢
TVQ九州放送
審査員特別賞(相田)
毎日学校に通いたい
高下 知子
NHK北九州放送局
審査員特別賞(西舘)
ズームイン!!SUPER イチオシ中継「根島の磯遊び」
大宝 美貴子
長崎国際テレビ
第2日目 「メディア規制法案とテレビの現在」
第1部 佐高信氏の基調講演 「メッセージ“共生の道”」
「民なくして国なし」ではなく、「民の前に国がある」といった論調が支配的になっている。いま、ワールドカップは日韓共催でよかったと振り返られているが、単独開催を目指していたころは、共催を唱えるものは非難されていた。「共催」もしくは「共生」によって突出を防ぐ。このことが、いま、求められているのかも知れない。
第2部 パネルディスカッション
パネラー:
筑紫哲也氏・江川紹子氏・
佐高信氏・三好晴海氏(BRO事務局)
木村成延氏(熊本県民テレビ)
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