カルチュラルエコロジー(文化生態学)研究は、情報化社会をエコロジー(生態学)の理念と方法論でとらえる研究活動です。
平成6年(1994年)フィンランドのタンペレで開かれたIIC(世界放送通信機構)の年次総会での提言を受けて、放送文化基金を含めた通
信放送関係4財団が共同でカルチュラルエコロジー研究委員会を組織し、平成10年4月から平成14年3月まで研究が行われました。
研究委員会は、医学生物学、現代文化論、都市情報学、マスコミュニケーション論、文化人類学、システム論など幅広い専門分野を持つメンバーで学際的に構成されており、情報革命とその文化への影響を、新しい文明論的アプローチを用いた多角的な研究を行いました。
研究成果は、『情報革命の光と影―カルチュラルエコロジーの視点から』(編者・カルチュラルエコロジー研究委員会、NTT出版)として平成13年(2001年)に出版されています。
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◆共同研究に参加した4つの財団法人 |
(財)国際コミュニケーション基金
(財)電気通信普及財団
(財)放送文化基金
(財)マルチメディア振興センター |
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2002年、フィンランドで世界の情報通信技術(ICT)の発展を中心に議論するTampere eGlobal Conferenceが開かれ、カルチュラルエコロジー研究委員会委員の一人である箕浦教授が、日本における研究の成果報告を行いました。 |
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