HBF 公益財団法人 放送文化基金

文字サイズ:

HOME事務局からのお知らせ第45回放送文化基金賞(ラジオ)最優秀賞受賞『SCRATCH 差別と平成』再放送のお知らせ

事務局からのお知らせ

第45回放送文化基金賞(ラジオ)最優秀賞受賞『SCRATCH 差別と平成』再放送のお知らせ

第45回放送文化基金賞番組部門ラジオ番組の最優秀賞を受賞した『SCRATCH 差別と平成』(RKB毎日放送、TBSラジオ共同制作)が再放送されます。
ぜひおききください。

<放送日時>
2019年6月10日(月) 21:49~22:51(RKBラジオ)…放送終了
       7月7日(日) 20:00~(TBSラジオ)
インターネット上の「TBSラジオクラウド」でも公開中

<TBSラジオウェブサイト>
https://www.tbsradio.jp/378940

<RKBラジオウェブサイト>
https://blog.rkbr.jp/blog/scratch19/

<番組概要>
相模原市の障害者施設で46人を殺傷した植松聖被告は、「障害者は生きている価値がない」と言った。
RKB毎日放送の神戸金史記者は、障害を持つ子の父だ。2016年7月の事件発生直後、個人的にSNSに書いた詩『障害を持つ息子へ』は、事件へのカウンターの言葉と社会に受け取られ、爆発的に拡散した。
「LGBTには生産性がない」と公言する国会議員、ヘイトデモとして路上で可視化される民族差別。こうした「自分と他者の間に線を引き、向こう側の人々の尊厳や存在を認めない言動」を、この番組ではスクラッチ(ガリガリと線を引く意味)行為と名付けた。
障害者の親であり記者でもある立場で、神戸記者は6回の面会を重ねる。事件の底流に流れるものとは、何か。被告の言葉を手掛かりに探る中で見えてきたのは、現代日本の差別の姿だった。(なお、再現した植松聖被告の声は、実際に面会したTBSラジオの鳥山穣プロデューサーが吹き替えを担当した)

(2019年6月6日)